自己肯定感とは
私は小さい頃から、「自己肯定感」がほとんどありませんでした。
「自己肯定感」とは、簡単に言うと、「ありのままの自分を肯定する、好意的に受け止めることができる感覚」です。
自己肯定感が低い原因
自己肯定感が低くなる原因はさまざまです。親との関係・接した人との関係など・・・。
人間は良くも悪くも周りの環境に左右される生き物です。
環境が悪いところにいれば、おのずとあなたの成長や人間関係に悪影響が出ます。
私は昭和の人間で、もちろん親も昭和の人間ですから、「頑張ること」「一生懸命やること」が、良いことだと教えられ、その通りにしていました。
それは大人になっても変わらず、そのことがだんだん自分を苦しめるようになっていたのです。
自己肯定感が下がっていく
私は以前、スピリチュアル界では著名度のある方(A氏とします)に、10年ほど師事していました。
今でも悩める方のために、A氏は活躍しておられます。
しかし、私にとっては逆に重荷になっていたのです。
今から振り返って思うことは、私の自己肯定感の低さゆえに、A氏から導きを受けて事態が良い方向に進んでも、嬉しさはあまりなく、むしろ、A氏の顔色を伺い、ビクビクしている自分がいました。
その感情は、10年の間ほとんど続きました。
A氏に師事することを決めたのは他でもない自分ですが、いつしかそれが、自分にとっての恐怖になっていました。
A氏と話す前になると「今度は何を言われるんだろう・・・」と、自分は悪いことを何もしていないのに、おなかが痛くなりました。
いまから考えれは、はっきり言って異常ですが、その当時は全く気がつきませんでした。
私は、あることをきっかけに、師事から離れましたが、離れることを決めたとき、本当にホッとしたのを覚えています。
いくら実績のある先生でも、自分と合っていなければ、自分の心が傷だらけになって、「先生の教えを守れない自分が悪いんだ」と思ってしまい、ますます自己肯定感が下がっていきます。
自己肯定感を取り戻す
私が、自己肯定感を取り戻すために行ったのは、A氏から離れることでした。
離れたことで、うそのように心が晴れました。のびのびした気持ちになったのです。
どんなにいい先生でも、あなたに合わなければ意味のないことです。
私はその時、自分が心から望んでいないことも同時にやめました。自分の心が望まないことをやめたことで、少しずつ立ち直っていきました。
自分から興味あることを見つけて、学べている今の方が、自己肯定感を高く感じます。
気づくのが遅かった感もありますが、今だから気づけることもあると思う日々です。